ぼっち御用達ラノベの最新刊。
刊行当初こそ「メタラブコメ」(ヒロインとの関係が発展しないラブコメ)の筆頭と思われていた作品ですが、結末への流れが見え始めた2巻目?

鈍感系主人公どうなってんだよ!?
彼女も妻も居ない読者に喧嘩売ってんの?という感じだった訳ですが

小鷹(僕は友達が少ない)
ヒロイン達から向けられる好意には気づいていたが、モラトリアムを続ける為にあえて気付かない振りをしていた=「鈍感ではなかった」事が明らかになりました。

→9巻で星奈から好意を告げられ、受け入れます。

→夜空の気持ちにも気づいており、こちらには「夜空の気持ちは重すぎる、キツい」とヒロインから向けられる好意に「拒否」という解答を示しています。


八幡(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)
洞察力に優れてるって設定なのに、由比ヶ浜から向けられる好意に気付かないのは無理あるだろ!?という感じだったのですが

→8巻で、直接告げられ、解答を求められています。

ここでの八幡の解答は
「時間が欲しい」
(これは、由比ヶ浜の気持ちを受け入れるかを考える時間が欲しいという意味ではなく、
過去に女性に好意を告げた結果、拒否されるだけならず大勢から嘲笑されトラウマを抱えた。
=女性から好かれるという事が信じられない。というトラウマを克服する時間が欲しいという意味です)

→作中の記述から、八幡が由比ヶ浜を信頼している事は明らかですから、解答保留といっても結論出てるじゃんなわけですよ!
(財界人の雪ノ下は卒業したら会ってもくれないと思いますが……由比ヶ浜さんはずっと好いてくれるでしょう。八幡、高校生なのに見る目あるぜ)

【鈍感系主人公】
鈍感系主人公に一言申さねば気が済まない感じだったのですが、そんな人は居なかったわけですね。

てか、八幡があのまま社会人になったら……
もう出会いも無いし、会社では孤立するし、トラウマ再発というか、病むしかない。